ホームページよりお問合せ頂きましたT様。
「外壁のサイディングが膨れ上がってきており、
今にも剥がれ落ちてきそうな状態なので見てほしい」という内容のお問合せでした。
早速お伺いさせていただき、点検しましたところ原因はすぐに解りました。
それはサイディングを留めつけている金具が錆びて腐食し、
サイディングを保持できなくなってしまっている事による脱落の危険でした。
改善策の提案としまして、まず「なぜ金具が腐食してしまったのか?」そこを解決させなければなりません。
いろいろ調査を進めた結果、サイディングの直張りによる内部結露が原因と判明しました。
屋内側と屋外側との気温差により壁体内に発生した内部結露をうまく逃がす事ができず、
サイディングの裏面で吸水してしまっている状態でした。
10年以上前の建物ではまだ直張りの家が多く、
このような現象でサイディング自体が腐食してボロボロとなってしまうケースが多数報告されております。
T様へのご提案としまして、以下の工事の提案をさせて頂きました。
①既存サイディングを剥がし、通気を促す為の通気胴縁の施工
②内部からの結露を外部へと逃がす透湿防水シートの施工
③通気層を通ってきた空気を排出する換気フードの取り付け。
④全ての問題を解決し、新しいサイディングの施工
このような内容にてご提案させて頂き、T様のご了承を頂きました。
T様邸の外壁が生まれ変わります!
工事前
サイディングが浮き上がっており、剥がれてきてしまっておりました。
剥がしてみると原因がわかりました。サイディングを留めつけている金具がサビついてしまっております。
こうなってしまってはサイディングを保持する事ができません。早急に対応が必要です。
既存のサイディングを全て剥がしました。
一度下地の状態にし、透湿防水シートを施工しました。
通気工法にする為、通気層を確保するための胴縁を施工しました。
新しいサイディングを取り付けていきます。一枚づつ確実に施工致します。
T様は雨で外壁の汚れが流れ落ちる「マイクロガード」という
コーティングのされているサイディングをお選びいただきました。
最近は新築でも人気のあるシリーズで、主流となりつつあります。
全てのサイディングを張り終わったところで、
一番上の軒の部分に通気層を通ってきた空気を排出させる換気フードを取り付けしました。
これで外壁通気工法となり、内部結露による腐食をかなり抑える事ができます。
工事完了
問題点を全て解消し、工事完了致しました。鮮やかや薄いブルーがいい感じですね!
弊社では工事完了後も定期点検やアフターサービスで、
常にお客様と繋がりを持たせて頂いております。
T様、これから始まる末永いお付き合いをどうぞよろしくお願い致します!