茅ヶ崎市ラチエン通りにある開高建記念館の雨漏り修理工事です。
故開高建さんの自宅を記念館として開放しています。
雨漏りしていた箇所は開高さんの書籍を保管していた部屋だったようで、大切な本が濡れてしまっていました。
これは大変という事で早速工事にとりかかりました。
漏水部の屋根はコロニアル葺きでしたがとても緩い勾配でコロニアルには適さない為、
板金葺きでの改修を提案しましたが、開高さんの熱い想いのこもった現在の意匠性を大切にしたいとの意向でしたので、
既存の屋根材の上に新たに屋根を葺く「重ね葺き」での修理となりました。
現状はコロニアル屋根でした。コロニアルを葺くには勾配が緩すぎるため、まず防水シートを捨て張り、
新しい野地板を施工していきます。
その上にもう一度防水シートを張りました。これで2重の防水となりました。
新しい屋根材を葺いていきます。
壁際をしっかりとコーキング処理します。
工事完了しました。これで大切な本も安心です。